説明資料の見方といたしましては、左端から
病院事業計画、平成28年度
事業報告、29年度
中間報告、そしてこれらに対する
実施状況調査により抽出されました課題を表記しており、右端には平成30
年度事業計画を掲げさせていただいております。平成30
年度事業計画中抽出された課題がどのように計画に反映されているのかがわかるように、課題に対して計画に反映している部分を、下線表記をさせていただいております。また、
数値目標など、今までの
年度事業計画から30
年度事業計画に新たに追加された項目は
ゴシック太字で表記をさせていただいております。
それでは、A3版の
説明資料の1ページをご覧いただきますよう、お願いをいたします。
まず、
診療科目でございます。平成30年度は、29年度から引き続き皮膚科を含む16診療科で診療を行うとしております。本年度は、これら既存の診療科の
診療内容の充実を図るべく、
常勤医師の確保とともに、より高次、専門性の高い
医療機関との
連携体制の構築を図ることとなってございます。
次に、2ページの病床数でございます。
重症患者の増加に対応できるよう、HCU7床を稼働することで、210床をフルオープンし、市外、県外への
流出患者の市内回帰を目指すとしております。また、本年2月には
入院患者数160名で
病床稼働率78%を記録しており、本年度は
既存病床の稼働率80%を目指すとしております。
続きまして、3ページの
人員体制でございます。
常勤医師数は、合計で28名を目指すとしております。
診療科ごとの内訳といたしましては、前
年度計画の
診療科ごとの内訳内容から皮膚科1名を加えたものでございます。なお、これら
医療従事者の確保、とりわけ医師の確保につきましては、課題として挙げられておりますように、特に
常勤医師が不足している
脳神経外科、小児科、
整形外科等を中心に
グループ、他病院からの
人事異動の要請、
勤務希望者の募集、
大学等関係機関への継続した
働きかけを引き続き行うこととなってございます。また、課題として挙げられておりました
リハビリテーション科についての土曜、日曜、祝日の稼働につきましては、既に土曜日は実施しておりますので、
理学療法の日曜日、祝日の実施を目指し、
理学療法士の増員を図っていくとしております。
続きまして、4ページの患者数でございます。
1日
平均患者数は、年度当初は入院140.1人、外来、178.8人から始まり、年度末には入院168.0人、外来204.5人を目指す想定で年間の1日
平均患者数が入院150.1人、外来192.0人となってございます。また、入院、
外来患者数の増加に向けた取組といたしまして、市民への周知の取組として
ホームページに加え、ツイッターや
フェイスブックでの配信、定期的な病院だよりの発行、鉄道の車内広告の掲示等の広報活動の充実や、地域での
医療講演会の実施、地域の
医療機関への周知の取組といたしましては、地域の
医療機関への訪問を強化して
情報提供の推進を行うということでございます。
続きまして、5ページをご覧いただきますようお願いをいたします。
市立病院のコンセプトの質の高い医療の提供でございます。本年度においても、引き続き安全で質の高い
医療サービスの提供を目指し、最新の
医療機器の配置、経験豊富な
スタッフによる
チーム医療により、患者にとってベストな治療やケアを提供することとなってございます。本年度の手術件数の目標でございますが、前年度実績を考慮し、今回、
循環器疾患治療も含めた計画として、全体で1,750件を目指すとのことでございます。また、この度
診療科ごとの目標値もご覧のとおり掲げられております。また、
導入予定機器といたしまして、
乳がん検診の実施に備え、
乳房X線撮影装置を予定しているとのことでございます。また、この度の
年度計画では、県の
地域医療構想や
保険医療計画で
医療提供体制の整備が掲げられております。4疾病、いわゆるがん、脳卒中、
急性心筋梗塞、糖尿病について、主要疾病に係る
医療体制といたしまして、
市立病院で提供できる
医療機能や役割を明記させていただいているとのことでございます。
がんにつきましては、
市立病院では
手術療法、
外来化学療法を行っており、数年後を目標に
放射線治療の実施を、また、将来的には
緩和ケア体制の整備を想定されています。また、現在充足できていない
放射線治療に関しましては、
地域がん診療連携拠点病院であります、
近畿大学医学部奈良病院と連携のもと、標準的な
がん治療を実施するとのことでございます。
患者満足度の向上につきましては、入院、
外来患者アンケート調査結果、ご意見箱の投書内容についての
ホームページや
情報モニター、病院だよりでの公表、
自動精算機の
利用促進など、
待ち時間解消策の実施などが掲げられております。
続きまして、6ページをご覧ください。
医療安全管理体制につきましては、市民、患者に信頼される、安全で安心できる病院を目指して、
医療安全管理委員会、カンファレンス、ラウンド、勉強会を定期に実施し、
医療事故の防止と
医療安全対策の強化に努めるということでございます。また、前年度に課題として掲げられていました、医療安全に関する市民への
情報公開の方法等につきましては、情報の出し方いかんによっては、市民の皆様に正しく伝わらないこともございますので、引き続き慎重に検討させていただきたいとのことでございます。
続きまして、7ページから8ページをご覧くださいませ。
地域完結型の
医療体制構築への寄与といたしまして、本年度も地域の
医療機関との病診・
病病連携の積極的に推進するとともに、
介護福祉施設との密接な連携を図るとのことでございます。具体的には課題でも掲げられています、
地域包括ケアシステムの実現に向けて、
市立病院の果たすべき役割として、
在宅患者やその
かかりつけ医をサポートする
後方支援病院として、
在宅患者等の増悪時の積極的な受入れや院内の
入退院支援チームの推進等円滑な入退院の推進を図るとなってございます。また、めくっていただきまして8ページでは、
医療機器の
オープン利用件数、
医療連携登録医及び
協力医療機関連携施設の登録数、紹介率、逆紹介率につきましては、ご覧のように
数値目標を設定し、
目標達成に向かって具体的に取り組ませていただくということでございます。その一環といたしまして、
地域連携室を1階に移動し、地域の先生方が気軽に来院していただき、情報共有ができる
体制整備を確立するとのことでございます。また、病診・
病病連携に加え、
介護事業者との円滑な連携を推進するツールであります、
やまと西和ネットへの参加に向けて手続きを進めるとのことでございます。
続きまして、9ページをご覧くださいませ。
救急医療の充実でございます。
救急医療につきましては、本年度も
救急患者を断らないという姿勢のもと、24時間365日受入れ体制を整えるとのことでございます。奈良県では、
県総合医療センターを中心に、断らない
救命救急体制の実現を目指し、
体制整備をされておられますことから、
市立病院では
生駒地域の
救急患者の
ファーストコール対応をしっかりと行って、できるだけ早期に検査、診断、治療ができる体制を確保するなど、傷病者の状態に応じて適切な
救急医療を実施しつつ、必要に応じて県の
総合医療センター、
近大病院との連携で対応するとのことでございます。また、
市内内科系2次、外科系1次、2次
輪番体制への参加に向けて、引き続き
関係機関と協議を行うとともに、
救急患者の
市内受入れ率の向上を目指し。
輪番病院のバックアップの役割を果たすとのことでございます。
続きまして、10ページをご覧いただきますようお願いいたします。
救急に対する
人員体制ですが、夜間の
救急受入れ体制といたしまして、本年度は医師2名体制を確立することとなってございます。また、看護師のほか、
放射線技師、
検査技師、
薬剤師等の
当直体制でCT、MRI、X線、血液等の諸検査、
内視鏡検査や
緊急入院に対応する対応可能な体制を継続することとなってございます。
続きまして、11ページをご覧くださいませ。
小児医療体制につきましては、
常勤医師2名体制を目指し、小児の
入院患者の受入れ、小児2次
救急輪番体制への参加を目指すとのことでございます。
次に、災害時医療の確保はご覧のとおりでございます。
続きまして、
予防医療の啓発でございます。月4回程度の
医療講演会のほか、認知症やうつ病、発達障害など、市民の要望が多いものの
市立病院の
スタッフで対応できない分野につきましても、市が実施する
医療講演会を支援するということでございます。また、
乳がん検診など、市内で実施できる
医療機関が不足している検診で、
市立病院で未実施の検診につきましては
実施体制の整備とともに、
関係団体等と協議を行い、実施を検討するとのことでございます。なお、
胃内視鏡検診につきましては、昨年8月から実施されております。
続きまして、12ページをご覧くださいませ。
市民参加による運営でございます。市民の意見の反映の仕組みといたしまして、
入院外来患者アンケート調査の結果、ご意見箱の意見及び改善の取組について
院内掲示、
ホームページでの公表、
病院事業推進委員会や
管理運営協議会への報告など、広く市民等に周知するとなってございます。また
市民交流事業として、
健康フェスティバルや
院内コンサートなどの開催を予定されています。
次に、環境に配慮した運営はご覧のとおりでございます。
続きまして、A4版の
事業計画書本編の10ページ、11ページをご覧くださいませ。
10ページの方が2の
施設管理計画でございます。そして11ページの方が3の組織図でございます。こちらの方はご覧のとおりでございます。
続きまして、継ぎ目のページの4の
収支計画でございます。12ページでございます。
年度の中間期の9月末と期末期の3月末の
収支計画を表記してございます。まず中間期の平成30年度9月末時点での
収支見積もりでございますが、1日
平均入院患者数は上半期の平均で143.4人、
外来患者数は181.5人としております。
入院患者数、
外来患者数の増加想定に伴いまして、上半期の
診療収入は17億2,511万円を見積もっているとのことでございます。表の真ん中辺り、
医業費用合計は人件費の8億9,726万円を含め、上半期で17億5,764万円と見積もっており、
医業利益といたしましては、
マイナス962万円を想定しており、また、その他
費用医業外収益、
医業外費用を差し引きし、
上半期時点での
経常利益といたしましては、
マイナス1,631万円の想定としております。
次に、期末期の平成31年度3月末時点での
収支見積もりでございますが、1日
平均入院患者数は
年間平均で150.1人、
外来患者数は192.0人としており、平成30年度の
診療収入は36億7,534万円を見積もっているとのことでございます。表の真ん中辺り、医師を含めた人件費でございます。
医療機器の
導入費用も加味して
医業費用合計は36億1,727万円と見積もっており、
医業利益といたしましては、5,806万円を想定しており、またその他費用、
医業外収益、
医業外費用を差引きし、平成30年度は4,468万円の経常黒字を見込んでいるとのことでございます。
以上が平成30年度
生駒市立病院事業計画書の報告でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
7
◯伊木まり子委員長 それでは、本件について委員による質疑に入ります。進め方といたしましては、適宜質問していただきまして、その項目に関連した質問を受け、それが終了したら別の項目に移りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
質疑等ございませんか。
樋口委員。
8
◯樋口清士委員 順番にちょっとお尋ねしていきたいと思います。まず1ページ目のところですね、このA3版の。専門性の高い
医療機関との
連携体制の構築というふうにあるんですが、類推すると、先ほどの説明、伺ってますと、例えば県の
総合医療センターであるとか、近畿大学の
奈良病院であるとかというところがこれまでの文書の中にも出てきているので、その辺りのことをおっしゃってるのかなとも思うんですが、それ以外のところでの専門的な
医療機関というところは何か想定されたものというのはあるんでしょうか。
9
◯伊木まり子委員長 石田課長。
10
◯石田浩地域医療課長 基本的には3次の病院ということで、今度、県の
総合医療センターも近くなりますので、県の
総合医療センターと
近大病院というところですけども、例えば
脳神経外科、脳神経の関係でございます、脳卒中とか、
脳動脈瘤とか、そういったことにつきましては、
市立奈良病院、こちらの方とも連携を図っているということでございます。
11
◯伊木まり子委員長 他にこの件に関して。今の1ページ目で、追加ですね。お願いします。
12
◯樋口清士委員 1ページ目ではないと。
13
◯伊木まり子委員長 ないんですか。1ページ目はもうございませんか。どうぞ、
樋口委員。
14
◯樋口清士委員 ちょっと飛びますけど、3ページのところです。
医療従事者の確保の方法についてというところで、これは以前からずっと言い続けてる話なんですけれども、この30年度の
生駒市立病院管理運営協議会第1回会議時に提供された
参考資料ということで、これの、要は2018年3月末現在の常勤の医師数、
常勤換算数というこの表がありますね。これを見ますと、常勤で18人ということになっているのですが、ここから28人、これ常勤なのか、
常勤換算なのか、以前の説明を伺っていると、常勤でこれだけの人数を確保したいという目標値として掲げられているというふうにおっしゃってたかと思うんですが、10人の差が出てきてるわけですね。例えば今この3月末段階の18人で、今明らかにここはちょっと増えそうだ、あるいは逆に減りそうだというようなことで、予定されてる人数というのが具体的に何診療科でどんな変化がありそうだというところはつかんでおられますか。
15
◯伊木まり子委員長 石田課長。
16
◯石田浩地域医療課長 指定管理者の方に確認をさせていただきましたところ、今現在3名のドクターに関して、そのうちの2名が内定、1名が交渉中というところで聞いてはございます。
17
◯伊木まり子委員長 何科も分かればお願いします。
18
◯石田浩地域医療課長 内定につきましては、内科と
形成外科ですね。
あと脳外につきましては、今現在、交渉中ということでございます。
19
◯伊木まり子委員長 他に。
樋口委員。
20
◯樋口清士委員 減る予定とかというのは特にないですね。
21
◯伊木まり子委員長 石田課長。
22
◯石田浩地域医療課長 はい、今のところ特に聞いておりません。
23
◯伊木まり子委員長 他に、この3ページのとこですね。はい、どうぞ、
樋口委員。
24
◯樋口清士委員 これは前から言ってるんですけど、この文面のとこにもあるんですけど、
グループ他病院からの
人事異動の要請、
勤務希望者の募集、
大学等関係機関への継続した
働きかけ。この
大学等外部のところへ求めていくというのは、これは継続してやっていくというのはよう分かるんですが、これそもそも論のところで、大きな
グループでたくさんの人材がいるので、そこから回してもらえるから大丈夫なんだと我々はせんど聞かされてきたというところがあって、これ、実績を見てても、ずっと18人引きずってるわけですね、常勤が。要は
指定管理者側の努力の跡というのが一向に見えてこないんです。このまま行くと多分また来年1年後に同じような話ししてるんじゃないのというふうに思うわけなんですけれども、一応3人ほど交渉中も含めて増えそうだという手がかりをつかんでおられるようですけど、これも過去増えたけど、また減ったとか、そういう結構常勤も増えたり減ったりということで何となく18人ぐらいが定常状態になってしまっているというようなところがちょっと、いや、生駒市なめられてんのかというふうに、僕なんか見てて思ってしまうわけですよ。
グループとして、
指定管理者の
医療法人の
グループとして、何とかしようというその辺の気構えと言うか、姿勢と言うか、その辺が一向に私らこれ、数字だけ見てて、見えてこないんですけど、その辺りどういう感触を持っておられるのか、実際
指定管理者さんとやり取りしてる中で、相当頑張ってはりますよということなのか、その
市立病院の事務局としては頑張っておられるのかもしれないけど、
グループとしてどうなんだというところが私は非常に不信感とまでは言わんでも、ちょっとその辺が本当に大丈夫なのかというふうに思うんですが、何かコメントありますか。
25
◯伊木まり子委員長 古川管理者。
26 ◯古川文男水道事業管理者 医師の確保について、もうこれまででかなりお話もさせていただいているように、もう全体としてやっぱしお医者さんの確保は難しいという中で、
市立病院といたしましても、その都度本部の方には要請をかけているというようなことも承っております。また、この平成30年3月の状況、末でございますけども、非常勤の先生を足せば、24名というような形になってございます。常勤はあくまでも18名でございますけども、24名ということと、それと先ほどの
石田課長の補足として、この秋頃には奈良医大の方から研修医さんも予定をやっているというようなことで、ある程度形については整ってきつつあるというような感触は得てございます。特に平成30年度より210床オープンということで、HCUをオープンすることによって、逆にそれをすることによって医師の確保は必ずここではもう絶対必要になってくるというような二重のチェックがかかっているような状況になってございまして、ほぼおおむね当初の計画には近づきつつあるというような状況になっていると、私はそのように感じております。以上です。
27
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
28
◯樋口清士委員 ここでなんぼ言うても、そこはもう頑張ってもらうしかないということになるので、もうこれ以上言いませんけど、またこれは都度、都度、数字見ながら、また意見を言わせていただかんといかんかなというふうには思っています。この件については以上です。
29
◯伊木まり子委員長 この3ページに関連して。桑原副委員長。
30 ◯桑原義隆副委員長 医師のところは、今、樋口さんが言われたとおりなんですけども、看護師が147ということで非常に好調に看護師は来てくれてるという形になるわけですけど、そこに引き続き学生実習の積極的な受入れというのがあるんですけれども、具体的にはどういうことでしょうか。
31
◯伊木まり子委員長 石田課長。
32
◯石田浩地域医療課長 こちらの方の資料の看護師、医療
スタッフ等の確保の引き続きというところでございますけれども、これにつきましては従来からずっと県内の看護学校、この度でしたら7校から実習受入れをしております。また、高校生の体験実習、こういったものも実施しておりまして、そういったところから看護師の糾合につながっていくんじゃないかというふうなことで努力されております。
33
◯伊木まり子委員長 桑原副委員長。
34 ◯桑原義隆副委員長 147に増えて。
35
◯伊木まり子委員長 増える予定なんです。
36 ◯桑原義隆副委員長 予定やな、増えて、その定着していくということが非常に大事やと思うんです。というのは、僕もちょっと私ごとですが、入院したんですけど、知ってる看護師さんが来てくれたらすごく安心するんですね。是非定着できるようにいろんな面で向こうの要求も聞きながら育てていってほしいと思います。これは要望です。
37
◯伊木まり子委員長 意見ですね。何か回答ありますか。
石田課長。
38
◯石田浩地域医療課長 市立病院の方では医師と看護師がかなりやっぱり業務上はどこでもそうですけど、過重な労働ということになってますので、この度でもそうですけど、事務職員の方で医療クラークですかね、こういったとこで医師の書類をつくったり、看護師のそういうサポートしたりとか、そういうふうなことで事務方でそういうふうな業務の量をちょっと、看護師とかドクターの業務量を減らすというふうなこともしてございます。
39
◯伊木まり子委員長 この3ページに関連して、他にございませんか。
(「なし」との声あり)
40
◯伊木まり子委員長 それでは、他に質疑等ございませんか、ほかの項目。
樋口委員。
41
◯樋口清士委員 飛びまして、5ページなんですが、
医療体制のことが太字で書かれています。がんに関しては近大の
奈良病院、脳卒中に関しては近大と
市立奈良病院、糖尿病のところで
かかりつけ医というふうに連携というのは書いているんですが、これ、各病院なり、
かかりつけ医、
かかりつけ医と言っちゃうと、多分来られる患者さんが診療所にかかっておられれば、そこが対象ということになるんでしょうけども、要はそこは都度の話になるのかな。だけれども、近大
奈良病院とか、
市立奈良病院、この辺りとちゃんとその約束事と言うのか、既にできてる話なのか、これからちょっと交渉を始めますということなのか、この段階としては、今、どの段階にあるんでしょうか。
42
◯伊木まり子委員長 石田課長。
43
◯石田浩地域医療課長 がん治療につきましては、消化器系、外科系の消化器系とか甲状腺とか肝臓とか、こういったものについて、あるいは婦人科系とか泌尿器系、こういったものについてはもう
市立病院の方で
手術療法と化学療法、こういったことで標準的な治療はできておりまして、ただ
放射線治療に関しましては、
市立病院の方ではできませんので、これは近大
奈良病院と連携を既に行っているというふうに聞いております。また、
脳神経外科につきましては先々般もそうですけども、
管理運営協議会の席上の中で、近大の院長の方からこの連携をしていきましょうというふうなことがありまして、先般もそういうふうなことのお話がありまして、今後その連携を強化していくべく、協議を進めていくということでございます。
44
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
45
◯樋口清士委員 市立奈良病院とは既にそういう連携はあるんですか。
46
◯伊木まり子委員長 石田課長、お願いします。
47
◯石田浩地域医療課長 失礼いたしました。
市立奈良病院との方は既に外来が
市立奈良病院の方から非常勤で来ていただいておるドクターがおられますので、こういったところで
市立奈良病院とは連携は既にしております。
48
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
49
◯樋口清士委員 要はこの脳卒中に関しての
連携体制というのはもうでき上がっているという意味ですか、今の話は。ただ人材のお医者さんのやり取りということがあるという実態だけの話なのか。脳卒中に対する対応、体制としてちゃんと連携というのがもうでき上がってますと言うことなのか、それはどっちなんですか。
50
◯伊木まり子委員長 石田課長。
51
◯石田浩地域医療課長 現場ではもう実質的には、例えば外来で
脳神経外科、
市立病院で受けられて、検査の結果、
脳動脈瘤だということになると、
市立病院の方では手術はできませんので、こちらの方を奈良市立の方を紹介して、そこで手術、入院というふうなことも、そういったことは実際にもう連携は実際として、しております。
52
◯伊木まり子委員長 よろしいですか。この5ページに関連して、質疑、質問ございませんか。
(「なし」との声あり)
53
◯伊木まり子委員長 それでは、別の項目で質疑等ございませんか。
樋口委員。
54
◯樋口清士委員 次のページですけど、上の方にインシデント、アクシデントに関する事例の分析、改善方法の院内共有という話が。市民に対しての
情報公開の方法についてはこれから検討していくということは書いてあるんですけれども、去年もちょっといろいろ事故があったりとかいうことで、こういうインシデント、アクシデントの情報というのは市に対してどういう伝達がされているのか、あるいは共有されているのか、その対応の協議等について、あるいは協議結果についてどういう形で共有されるかというところについての、何かその辺の仕組みというのはもうこれはでき上がっているんですか。
55
◯伊木まり子委員長 石田課長。
56
◯石田浩地域医療課長 今、その確固としたものというのはでき上がっておりません。と言いますのは、究極の診療情報というのは個人情報になりますので、その個人情報を院内
スタッフから、市は開設者といえども、そこからはその院内ではありませんので、そういったところにその個人情報を出してもいいのかというふうなことというのが問題がありますので、もうしばらくそれに関しては検討していくということ、熟慮が必要ということですけれども、既に針刺し事故、先般、昨年にございましたけども、その対応につきましては、市と
指定管理者がしっかりと連携しながら情報も共有しながら対応させていただいておりますので、実質的にはそういうふうなところ、まだ個人情報の関係はありますけども、動きとしては、市と
市立病院で連携してこういうように対応していくという形にはなってきております。
57
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
58
◯樋口清士委員 どこまでが個人情報になってくるのかというその線引きのところは難しいところ、あると思うんですけれども、要はいろいろ問題が起こったときに、市としてちゃんとそこは把握できるという状況はつくっておかないと、後から聞きましたとか、そういうことが出てくると、その方がよっぽど問題になるということがあるので、この前もちょっと言いましたけれども、要はインシデント、アクシデント。アクシデントは割と表に出てくると思うんですが、インシデントというのはなかなか表に見えてこない話になろうかというふうに思いますので、その辺の状況の在り方というのは、これはもう速いことちょっと詰めてやっていただかないといけないのかなと。市民に対してというのはまたちょっと違うレベルの話になるので、市として、要は事業主体としてどこまでのことをきちっと把握しておかないといけないのか。どこまでが把握できるのか、ちょっとその辺の整理をしながら、確固たる情報共有というところが図れるような体制と言うか、仕組みをつくっていただかんといかんかなと。その辺のことが書いてないのでね、市民向けの話、院内の話、真ん中がちょっと抜けてるなということがあるので、ちょっとそこだけきちっと書くのか書かないのかは別としても、やっていただきたいなというふうに思います。
59
◯伊木まり子委員長 この6ページに関して、他に質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
60
◯伊木まり子委員長 それでは、別の項目で質疑等ございませんか。
樋口委員。
61
◯樋口清士委員 ちょっと飛びますね。9ページですね、救急の話が書いてあるのですが、県の
総合医療センターが5月にオープンしますよね。知事の話なんか聞いてると、とにかく何でも受け入れていくんだという、365日24時間体制の話を強くされているのですが、結局
市立病院が言ってることと実は被ってて、それはどこでどう仕分けていくのかということはあると思うんですが、要はその辺の仕分けと言うのかな、特に救急の搬送というところで、どっちに運ぶんだと、県奈良へ行けば、ある意味確実ですわね。でも、そこばっかりは持っていけないとなると、やっぱり一定県の
総合医療センターとの間でやっぱりどうしていくのという、その辺仕分けと言うのか、協議みたいなものが多分必要なのかなというふうにも思うんですが、そんな話って、今、県とはやってるんですか。
62
◯伊木まり子委員長 石田課長。
63
◯石田浩地域医療課長 具体的に県とそういう協議はまだ今のところはしておりません。
64
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
65
◯樋口清士委員 それはする予定はあるんですか。
66
◯伊木まり子委員長 どちら、よろしいんですか。古川管理者。
67 ◯古川文男水道事業管理者 5月1日にオープンされるということで、やはり
生駒市立病院の役割とほぼ同じようなものになるんですけれども、生駒市内の中で起こったことは
市立病院が主に受け持つという基本的な立ち位置というのは、それは変わらないと思います。ただ、やはり救急搬送の分については消防との協議が当然に必要になってまいります。どういうような形の輪番を組んでいったらいいのかというような分についても、やはり今後もe─MATCHの関係もございますし、圏域全体の中で消防も入れた救急搬送体制については検討もされてくるだろうと思いますし、またそのときには
市立病院の位置付けについても当然のことながら、やっぱり調整も必要であると、そういうふうに考えておりますので、救急のe─MATCHの関連を待ってこちらの方の立ち位置も考えていくというような考え方を今現在は持っております。
68
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
69
◯樋口清士委員 これはちょっとここで聞いて答えが出るのかな、消防の方、来られてないのであれなんですけど、そのe─MATCHの関係でという話なんですけど、その辺の協議というのは具体的にされているとかいう話は聞いてますか。
70
◯伊木まり子委員長 古川管理者。
71 ◯古川文男水道事業管理者 現時点では、まだ具体的に話は聞いてはございません。
72
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
73
◯樋口清士委員 5月1日からもうオープンするということで、ある意味患者目線でいけば、使えるものはきちっと使いたいということだと思いますので、要はワンクッション置くことで手遅れになりましたという話になると、不幸ですわね。ということで、その辺ちょっと適宜適切にちゃんと選択される仕組みってどうなんだろうかというなかなか難しい課題の部分はあるとは思いますけど、一定よそとの手をつないでやっていかんとあかん話なので、だからちょっとそこはきちっと協議、早いこと進めていっていただいて、確たる仕組みというか、体制を整えていただきたいなというふうに思います。
74
◯伊木まり子委員長 この9ページに関連して、質疑等ございませんか。
それでは、別の項目で質疑等ございませんか。
樋口委員。
75
◯樋口清士委員 11ページですが、先ほどの医師確保というところにつながる話ではあるんですけど、要は小児の2次
輪番体制の話が書いてある。この横に課題のところで、当直が可能な
常勤医師を複数人、2名も複数人と読めますが、確保する必要があるという課題があって、今1人だと。取りあえず平成30年度の目標は2名だと。この当直可能な複数人というのがこの2名というところで充足される話なのか、その目標の立て方としてどこを目指しているのかというところなんですが、どうなんでしょうか。
76
◯伊木まり子委員長 石田課長。
77
◯石田浩地域医療課長 基本的には今1名ですので、そういった意味ではなかなか体制が整備できませんので、2次の救急輪番には入れませんので、常勤体制、まずは2名体制をということで、そして更に人数を増やしていくということでというふうな形で考えております。
78
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
79
◯樋口清士委員 常勤2人になれば、北和小児科2次
輪番体制への参加というのは可能なんですか。
80
◯伊木まり子委員長 石田課長。
81
◯石田浩地域医療課長 その当番回数にもよりますけども、今現在予算でも上げておりますのは週1回の参加というふうなことでしたら、2名体制で何とかいけるというふうに思っております。
82
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
83
◯樋口清士委員 いける、いけないという話と認めてもらえるか、認めてもらえないかというのはまた別の話になるかと思うんですね。やっぱり2人では心許ないなと思ったら認められないという話になる。そこは、要は参加を満たす基準として何人なんだというところに照らして、お二人というとこを目指そうとしているのか、そこはどうなんですか。
84
◯伊木まり子委員長 石田課長。
85
◯石田浩地域医療課長 この
輪番体制につきまして、奈良県の方も、何人だから、輪番に入りますよというふうなことというのは、そういうふうな取決めはございませんで、例えば月の回数を少ない場合とか、奈良県の医療センターさんなんかやったらかなり
市立奈良病院さんも受けてはりますけど、それはもうすごく小児科の人数もいてますので、そういったところで受ける回数にもよるというふうなことで、1人ではなかなかしんどい分はあるんですけど、2人体制で何とか受けるのは可能だというふうなことでございます。(「受けるのは可能やけど、認めてもらえるかどうか分からへんやんか。答弁になってない」との声あり)
86
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
87
◯樋口清士委員 要は、ここに二つのこと書いてるんですね。2名体制を目指しますということと、
輪番体制への参加を目指しますと。要は、参加できる数字が2名なのかというところ、いやこっちの思いだけで言ってても、これ、駄目なので、そこは大丈夫なのかということを聞いてるわけです。いや、大丈夫ですと言ってくれるんやったら、それはそれで、じゃ、よろしくという話なんですが、いや、そこはどうか分かりませんとなったら、いや、この数字ってどうなのかという話になるわけでね。そこはどうなんですか。
88
◯伊木まり子委員長 石田課長。
89
◯石田浩地域医療課長 それは病院の方とも協議しまして、2名で週1回の輪番でしたらいけるというふうなことは聞いております。
90
◯樋口清士委員 病院が大丈夫だと言えば、参加はかなうということですか。
91
◯伊木まり子委員長 もう一度整理をしますね。じゃ、古川管理者。
92 ◯古川文男水道事業管理者 まず
輪番体制を組むというのは第一義ですね。今の現行、この1月からと思うんですけど、1名来ていただいて、今1名の中で当然体制なんて、休日、夜間、できません。最低複数人、つまり最低限2名がいれば、
輪番体制が組めるということであって、その県の2次のそういうふうな組織の中に、それを認めてもらう、もらえないというのは、その次の話になるんです。まずは計画では20床、あるいは4人というような計画と言うのは元々あるんですけれどもまずゼロから出発やって、急に4人というのは。一応まずは最低限輪番等も、休日、夜間でも受け入れられる体制をつくっていくということで、この計画では2名というような形になってございます。もう一度言います。2名で県のその体制に入れるか入れないかというのはまた違う話だと、そのように考えております。
93
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
94
◯樋口清士委員 本気で体制への参加を目指すということであれば、それに見合う人数を確保することを目標とすべきではないのかということを私は言いたいわけで、どこまでをこれ実際30年度に目指そうとしているのか、実現しようとしているのかというところが、この中でもし矛盾と言うのか、してるとそれはちょっと問題やなというところで申し上げてるわけで、そこは大丈夫なのかなと。
95
◯伊木まり子委員長 古川管理者。
96 ◯古川文男水道事業管理者 当然こちらの方の当初の
事業計画でも
輪番体制に入っていくというような形でなってございますし、最終的には県の体制に参加するというふうに考えております。しかしながら、まずは平成30年度、輪番の体制を組んでいくというのはまず第一歩かなと。最終的にはそういうふう話というようなことでございますけども、やはりこちらとしても、また病院とやっても、
輪番体制にやっぱり入っていくという考え方には変わりはございません。ただ医師の確保と、やはりタイミングというのは一番大事なことかなと、そのように考えてございまして、当初の考え方には変わりはございませんけども、いつからというような形をきちっと今ここで言うこともまたこの計画上、書くことも少し明記されてないというような形でまたよろしくお願いしたいなと思います。
97
◯伊木まり子委員長 ちょっと待ってくださいね。
市立病院側の意向はよく分かりました。2次輪番に加わろうと、北和の。その県の北和2次輪番としては、何人いてたら受けてもらえましょうかと、そういうところを確認をしたいということなんですね。それが、それはないんだということだということですか、それでよろしいですか。
樋口委員。
98
◯樋口清士委員 もうこれはやめますけどね、今言ってる話って非常にレベルの低い話で、そもそも20床動いてない時点で、どうやねんという話ですわ。そこのところはよく理解した上で、目標立ててもなかなか実現難しいということは分かりますけども、ただそれも結局
指定管理者、何してんのというふうに私は思いますということで、それだけ言っておきます。
99
◯伊木まり子委員長 もうそこで平行線かと思いますので、よろしいですか。
この、そしたら11ページの今の小児のとこら辺に関連して質疑ございませんか。
(「なし」との声あり)
100
◯伊木まり子委員長 ないようでしたら、別の項目で質疑等ございませんか。
樋口委員。
101
◯樋口清士委員 ちょっと戻って申し訳ないですが、9ページなんですけどね、北和の産婦人科1次
救急医療体制の将来的な参加に向けて
常勤医師の確保に努めましたという
中間報告のところにあって、これ1次
救急医療体制への参加というところをずっとこれまで目標として掲げてこられてたと思うんですが、今回消えてるんですよね。バックアップの役割を果たすというふうにかなりトーンダウンされた感じがあって、ここは正に言葉のとおりトーンダウンしたということですか。
102
◯伊木まり子委員長 石田課長。
103
◯石田浩地域医療課長 奈良県さんと協議をさせていただいておりまして、その中で元々産科の1次救急につきましては、クリニックが主となって、そのクリニックでは365日回せないということで、補完的に病院が入ってたというふうなところで、ちょうど申請を上げるときにはその一番真っ只中で受け入れる
医療機関が少ないとこやったので、生駒市さん、どうですかというふうな協議もその当時はあったかと記憶しておりますけれども、そういう中で今現在はクリニックの方はかなりもう充実をしておりまして、その協議をさせていただく中で奈良県さんの考えと言うか、意向といたしまして、既にもう1次の輪番に関してはクリニックを主として、もう365日充足という形をとっておりますので、奈良県は政策として産科の1次救急と3次救急はもう確立をしてるということで、1次からもしハイリスク分娩になれば、3次の県の
総合医療センターなり、県立医大の方に搬送という形で2次をすっ飛ばしてしまうというふうなとこなんですが、ただ2次の救急の整備に関してはできてないという部分なので、生駒市さんはできればその1次の輪番の
医療機関のバックアップの2次病院として機能、役割を果たしてくれませんかというふうな奈良県の意向を受けて、こういうふうな形の表現とさせていただいております。
104
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
105
◯樋口清士委員 じゃ、その役割を果たすに見合う医師というのは今確保されてる、されてないですか。
106
◯伊木まり子委員長 石田課長。
107
◯石田浩地域医療課長 今のところは常勤1名と非常勤が若干ということでございまして、目標はまだ2名ということですので、あと1名何とか今年度確保したいというふうに思っております。
108
◯伊木まり子委員長 ここの部分はございませんか。
(「なし」との声あり)
109
◯伊木まり子委員長 では、別の項目で質疑等ございませんか。
樋口委員。
110
◯樋口清士委員 これ、ちょっと最後にしておきますね。こっちの本編の
収支計画なんですけども、今年度末の
経常利益4,500万弱というところですけれども、これ、これまでの平成30年度までのところでの累積の赤字って今一体幾らになってますか。
111
◯伊木まり子委員長 石田課長。
112
◯石田浩地域医療課長 市の方に報告を受けてさせていただいてますのが、平成27年度は12億2,000万円の赤字、28年度につきましては6億4,000万円ということで、29年度はまだちょっと正式に報告は頂いておりませんので、今のところはお答えできるのはその2カ年度についてということになります。
113
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
114
◯樋口清士委員 3カ年度で大体20億ぐらいは赤字が累積していると。これはこちらの赤字ではないですけど。ようやく30年度に黒字になると言いながら、要はこの
入院患者数150人、稼働率80%目指しますという話がありましたよね。外来が200人弱というところで、これ、どこまでこの患者が増えたら、要はこの黒字というのが、要は31年度から2億6,000万ほどの
指定管理者負担金というのが発生しますよね。それが出てくると、この数字ではまたぞろ赤字という話になりますよね。患者数が増えたら、黒字幅が増えてくるはずですよね。ただお医者さん増やしたら、それだけまた支出も出てくるわけですけれども、要はこの
入院患者数、これも稼働率100というわけには多分いかなくて、90とかそういうところで見ていくとすると、
入院患者数というのは割と上限みたいなのは見えますよね。外来がじゃ、どこまで増やしていけばこの2億6,000万の負担金を払いながら更に黒字に持っていくことが可能なのかという、その辺の数字的な見積もりというのは、市の方は何か持ってはりますか。要はどこを目指していくんだという話ですよね。
115
◯伊木まり子委員長 石田課長。
116
◯石田浩地域医療課長 将来的にその2億6,000万の黒字をどれぐらいの患者数で出せるかというところは、市の方では残念ながらそういう指標は持っておりませんけれども、病床の稼働率でございます。言われるところは8割、80%の稼働率で大体損益分岐点というふうなことを聞かせていただいておりますので、世の中の公立病院なんかはやっぱり70とか、そういったことで赤字になっている部分がありますので、80%、今回でもそれを目指すということで、それでいわゆる5,000万円の、言うたら収支とんとんからプラスというふうなところになってございます。それ以降につきましては、
医療法人徳洲会の各病院を見てみますと、
入院患者数はほぼほぼその許可病床数、稼働病床数は大体稼働率として上げておりますので、あと外来に関しましてはちょっと病院によってまちまちですので、その辺はちょっと想定はできておりませんが、そういうふうな形になろうかなというふうに思っております。
117
◯伊木まり子委員長 樋口委員。
118
◯樋口清士委員 要は、
指定管理者さんが負担金を支払ってなお黒字になってもらわんといかんわけですよね。だからそれを実現しようとしたときに、稼働率80%が大体そこそこなんやという話であるんですが、じゃ、外来どこまで増やしたら、そこに達成するのかなというところがこの数字を見てる限り気になるところで、いや、ちゃんと
指定管理者負担金というのは払ってもらわないといけないし、泣く泣くではなくて、にっこり笑って払ってもらわんといかんわけで、だからそこで、それが実現できたときに、この病院の大体規模と言うのか、活動量みたいなのが大体充足してきたなというふうに見れるんかなと思うんですけど、その辺りどういう数字の見立てを今されてるのかなと。市としても、多分そこは気にしとかんとあかん話やと思うんです。黒ですね、赤ですなだけの話で多分済まなくて、どこまで患者が来れば、要は健全経営ということをうたってるわけですよね。そこが達成できるのかというところはやっぱり気にしとかんとあかん話ちゃうのかなというふうに思うんですが、余りその辺、数字としては追っかけていないということ。
119
◯伊木まり子委員長 古川管理者。
120 ◯古川文男水道事業管理者 経営事項については、病院の専権事項やということになるんですけども、一応行政側の見方として、
病院事業計画、当初でございますけども、これは入院が140人と外来210人と、これは基本的な数字あるんですけども、これが稼働率で80%で収支とんとんやと。これが一般的な見方です。しかし、そこには2億6,500万円の負担金というのが入ってないんですね。それとまた併せて累積については、先ほどの話じゃないですけども、ざっと20億近い金額あるというのは、これはまた事実でございます。そういった中で平成30年度の
事業計画で1日
平均患者数という分で3月がつまり平成31年3月が入院が168人と、それと外来が204人というような記述があるわけでございますけども、もし仮に平成31年度もこの3月よりも増えたならば、これはやっぱり先がうまく見えてくるんではないかなと、そのような考え方、持ってございます。ただ、ここでの今回の計画はあくまでも平均で入院150人、外来192人というようなことで、これ、この分でものを見たときには、収益ここにあるんですけども、もう1回言いますけども、31年3月の時点の人数をベースにものを見ていけば、病院側とやっても、2億6,500万円については返せるというような一つの考え方をこの前の
管理運営協議会でも、返すために黒字に向けて努力しているというような言い方もやっておられますし、その分についてはこちらとしても大いに期待をしているというような状況になってはございます。
121
◯伊木まり子委員長 よろしいですか。他に質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
122
◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。
次に、
委員外議員による質疑に入ります。
質疑等ございませんか。
(「なし」との声あり)
123
◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて
委員外議員による質疑を終結いたします。
本件は、常任委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針、第5条に基づき、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うか、ご協議願います。
ご意見等ございませんか。吉村委員。
124 ◯吉村善明委員 これまでの事業結果に対する
実施状況調査が行われることから、その調査結果について報告を受けることでいいかと思いますが。
125
◯伊木まり子委員長 ただ今の吉村委員からのご意見のとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」との声あり)
126
◯伊木まり子委員長 それでは、そのようにいたします。
それでは、理事者側におかれましては、
実施状況調査の結果をまとめられた場合、速やかに報告をお願いいたします。
これにて
厚生消防委員会を終ります。
午後2時5分 閉会
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生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。
厚生消防委員会委員長 伊 木 まり子
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